近年、できちゃった婚で結婚記者会見をする、タレント&芸能人のニュース&報道を多く見るようになりました。
ちょっと振り返って見ると
- 女優安達祐実(24歳)さん&お笑い芸人井戸田潤(32歳)さん
- 女優竹内結子さん(25歳)&歌舞伎俳優中村獅童さん(32歳)
- 歌手知念里奈(24歳)&モデル中村健太郎(22歳)
- 女優の広末涼子さん(23歳)&デザイナー岡沢高宏さん(28歳)
- 安室奈美恵さん(20歳)&ダンサーSAM(丸山正温)さん(35歳)
といったところでしょうか。(年齢は結婚当時のもの)
できちゃった婚、もしくはできちゃった結婚とは、その字のごとく、妊娠したことが大きな要因となる結婚のことですが、いっぱんにこの言葉でいわれるようになったのは、1997年の安室奈美恵さんの結婚からといわれています。
実は思ったより、一般の方でもできちゃった婚が多いのです。 できちゃった婚による子供の割合という調査がありまして、それによると、
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1980年 |
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できちゃった婚による第一子:12.6% |
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2000年 |
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できちゃった婚による第一子:26.3% |
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2000年を年齢別で見てみると、
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15〜19歳 |
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81.7% |
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20〜24歳 |
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58.3% |
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というわけで、2000年では”できちゃった結婚”で産まれる子供の割合が4人に1人。2005年の今では調査データが見当たりませんでしたが、さらに高い比率のはずですね。 芸能人の結婚に見られるものだけではなく、こんなに普通にあることだとは正直びっくりです。 年齢別で見ると、やはり若い年齢層に多く、8割という高い比率となります。
このように子供の多くはできちゃった婚によるものということがわかります。 話は結婚の方に戻りまして、この『できちゃった婚』が増加している原因として、おおきく3つの要因があるようです。
- 婚姻前にセックスすることに抵抗がなくなった。
- 避妊に対しての意識が薄く、また知識も低い。そのためきちんと避妊している人が少ない。
- 「子供ができたら、結婚するべき」という法律重視の古い価値観が根強いため。
欧米では、子供ができることと結婚は、また微妙な別の問題となることが多く、子供ができても正式に結婚しないまま同棲することが多いとそうですが、やはり日本の場合、けじめや世間体というところではっきりした違いが現れるようですね。
参考資料:厚生労働省 国民生活白書
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