新郎側の父親と新婦側の父親とで、口上を交わし儀式を進めます。だいたい15分程度です。 新婦宅で儀式を取り行う場合、新郎側でお部屋を拝借する旨を述べ、結納品を飾り付けます。 飾り付けの間は新婦側は、別室にて待ちます。 飾り付けが終わると新婦側にお知らせし、いよいよ儀式の始まりです。 一同席に座りますが、畳の間の場合、儀式の最中は座布団を使用せず、扇子を各自の膝元におきます。
新郎側で一礼し、新郎側の父親が口上を述べます。
「この度は、息子とお嬢様とのご縁をご了承くださいまして有り難うございます。 本日はお日柄もよろしいので婚約の印として、結納の品を持参致しました。幾久しくお受けください。」
新婦側の父親が、目録の中身を取り出し確認をし、口上を述べます。
「結構な結納の品々を頂き、ありがとうございました。幾久しく御受けいたします。」
新婦側が一同礼をしたあとに、新婦側の父親より次の口上を述べます。
「結納の受書でございます。どうぞお改めください。」
新婦側が一同礼をしたあとに、新婦側の父親より次の口上を述べます。
「結納の受書でございます。どうぞお改めください。」
新婦側から結納返しがある場合は、
「気持ちばかりではございますが、結納のお返しを用意致しております。幾久しくお受けください。」
と口上を返します。
新郎側父親が、受書を確認します。
この結納返しがあった場合、新郎側父親は、
「幾久しくお受け致します。結構な結納返しをいただきありがとうございました。」
と、述べておき、次に、
「これにより二人の婚約が成立いたしました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
と述べます。
新婦側の父親は、これを受けて口上を述べます。
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。」
婚約指輪がある場合は、新郎から新婦へ指輪を進呈します。
新郎新婦より、二人の両親へ挨拶を行います。
新婦側で酒肴の準備をします。そこから座布団を一同使うことになります。
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