大切なことは何か信ずるに足るものがあれば、根気よく続けるということです。使い古された言葉ですが、『ローマは一日にして成らず』です。少しづつでも前進すれば、いつか必ず目的地へ着きます。
目標の設定が正しく、それを続ける条件と時間があるのなら、続けていれば必ず願望は叶います。極端な言い方をすると、どんな有名な芸術家たちも、絵や音楽の創作活動を最後まで貫いたからこそ、その評価にいたり名を残せたのです。有名になるかはともかく、絵を描かなかった人が画家と呼ばれることはなく、ピアノを弾かなかったピアニストはいないということです。
わたしは呼吸法で身体と精神を整え、一日の行動を元気に充実したものに少しずつできて、今の生活につながりました。5年後はわかりません。しかしこの一瞬一瞬の連続を、精一杯元気に充実して生活することが、良い波紋を生み出し広げていくこととなり、それが将来の飛躍・目的の達成に対する、一番の保障だと思います。
また塩谷博士の呼吸法でのことなのですが、呼吸する際に、人全体としてのより大きな平和を想念・内観して欲しいとのお言葉がありました。願望が達成したことを想像するならわかることですが、自分だけの幸せということはありえませんので、その幸せの最終形はみんなの幸せになります。
わたしも同じ気持ちですので、そのお言葉を記載しました。しかし博士は同時に、これだけ世相が悪くなった状態では、もう大きな害悪はさけられなくなっているとの予言もされていらっしゃいます。しかしみんなで呼吸法をしながら、平和を願う想念をすることで、被害は最小になるともおっしゃっています。
危惧されることが起こることは、毎日のように起こる悲惨なニュースを見ても、その延長線上を容易に想像できます。
忘れがちですが、常に人は心穏やかに自省して、相手を思いやるる時間を持つべきなのでしょう。わたしも呼吸法をしながら、少しでも現代を等しく生きる家族や友達、関わる全ての人が安らぎに満ちて、豊かな暮らしができるよう想念をしています。
健康、希望や願望、・・・それに向けていろいろな人それぞれのアプローチがあるかと思います。呼吸法に限らず、何でもいいので、自分なりの方法を見つけて、心身の活性と願望の達成に向けて、前向きな姿勢を築いておけば、常に生活の指針になると思います。
もし今回のコラムから感じるところがあったら、内観呼吸法、ぜひお試しください。
新しい世代は、古い世代の思惑を超える力を持っています。
いままでにない新しい素晴らしい生活力を生み出し、みんなの心が波紋として、美しく重なりあい、全体として美しい豊かな模様を描いてゆける、そのような人が共存する社会であることを。
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