住まいがきれいな方がいいにこしたこたとはないが、掃除が嫌い!という人は多いと思います。わたしももちろんきれいな住まいは好きで、掃除も始めたらしっかりしてしまうので、それが面倒に思え、やっぱり掃除好きとはいえません。
面倒くさがりなのに、得にそんな気持ちが大きいとき限って何故か、余計に面倒な重い重い洗濯機を移動し防水パンの中を掃除して、『重い』つながりで(?)なぜか冷蔵庫も動かして掃除したりします。
普段動かさないものを動かすと、・・・たいへんです。もうホコリの見本市。。。ホコリが積もっていて、厚く絨毯のようになっていたりします。
でも、やっぱりすっきりした気持ちは、なんとも言えない充実感を与えてくれます。
それではご紹介してみましょう。いつもきれいな部屋で優雅な生活をするコツ!?
それは「ちょっとプラスα掃除」です。
毎日、目に付いた、気づいたところをちょっと掃除します。そこだけでいいので、丁寧に掃除し片付けます。
そしてそのちょっとした掃除の領域の「プラスα」の部分を、ついでにささっと掃除して片付けてしまいます。
そうすると週一で、まとまった掃除をするとして、その時の掃除が、かなり楽になりますよ。
こまめさが必要と思われるかもしれませんが、一度清潔で美しい住まいの状態を知ることで、ついつい気になるところに手が出るようになるでしょう。
ついでに「ちょっと、ちょっと」が大事です。その普段の「ちょっと、ちょっと」やりすぎると、面倒な気持ちの方が大きくなって掃除から遠ざかってしまいます。
それから掃除をする時間ですが、掃除は朝一にします。
夜寝ている間に、一日あっちへこっちへ活動していたホコリなど、床に落ち着いて一番集めやすくなっているからです。
それでは、掃除の仕方を普通の一部屋だけに限って、お話ししますね。
床(フローリング)
わたしの部屋も、フローリングです。
まずモップ用紙シート付けたモップで、ゴミやホコリを拭き取ります。
モップ用紙シートは特殊繊維のウェットタイプがありますが、わたしは乾いたタイプを好んで使っています。
ウェットタイプのものは手軽に、雑巾掛けした感じになりますが、ホコリを目に見えないほど薄くペースト状に塗り広げてしまう場合もあります。
ですので、わたしはまず乾いたモップ用紙シートを使っています。
もう取れること!取れること!
ホコリや小さな粒状のゴミ、そして髪の毛、毎日よくもこんなに!というぐらい取れます。
最初のうち、毎日行っていると、モップ用紙シートの使い方の精度があがり、調子よく掃除を続けていくと、だんだんとゴミがあまり取れなくなってくるので、ちょっと寂しくなったりさえするようになります。
モップ用紙シートを使ったあと、次に雑巾掛けです。楽にできるように、モップの先に、強引に紙をつけるかのごとく、雑巾を取り付けて使っています。
その日の気分で、香りのよい石鹸で湿らせて雑巾をモップの先につけています。
掃除が終わった後の、あの床から立ち上るなんともいえない清涼感がたまりません。ぺたぺた素足で歩くと、足裏が喜んでいるのを感じます。
絨毯(じゅうたん)
ほこりが溜まりやすいのに、ゴミが目立ちにくいといった困り者です。
掃除機を使う場合には、たたいて吸い込んでくれる機能のある掃除機がいいですね。掃除機をかけても、なんだか絨毯が匂ってることありませんか?年数のたった絨毯であれば、掃除機をかけたあとに、雑巾掛けを年に何回かしたいものです。
使い込んだ絨毯の場合、長い年月、素足で歩いていますので、けっこう足裏の汗を吸っていたりします。掃除機はゴミをとっても、そういった汗のぬめりや匂いまでは取ってはくれません。特に夏のサンダルで歩いた足などは、汗はもちろんですが、サンダルと足裏の間に入ってきたホコリやチリが汗とミックスされて、完全にスリッパを履いて過ごしているのなら別ですが、ちょっと絨毯の上を素足で歩いた際に絨毯にぬりつけていたりします。
ですので、たまに中性洗剤を付けて絞った雑巾で、雑巾掛けをしてあげます。また毎日のちょっとしたお手入れには、粘着ローラーをコロコロ転がして、比較的目立つホコリやゴミを取っておくのも大切です。
また模様替えで、家具の足跡が残ってしまうことがありますが、その場合は、
- ブラシで毛を立たせる。
- 霧吹きで、湿らせる。
- アイロンのスチームを当てる。
- 仕上げにブラシで、毛並みを馴染ませる。
といった処置をするといいでしょう。
ラグ・マット
フローリング仕様のお部屋に、おしゃれなアクセントを考えてラグやマットを置く人が増えたと思います。全面フローリングの硬い雰囲気を感じてしまう部屋の中に、一部分やわらかなものを置きたくて、敷くことも少なくありません。
ラグやマットは、外に出て、丁寧にはたきます。
しばらくはたいていないと、もうもうとホコリが、杉から飛び立つ花粉を連想させるがごとく出ます。そして洗濯できるもの・サイズであれば、洗濯してしまいましょう。これが一番間違いなく、すっきりします。
洗濯できない場合、はたいた後に、中性洗剤や香りのよい石鹸水で絞った雑巾で拭きます。
バス・マットのメンテナンスで、わたしが忙しい毎日の中でしているちょっと変った方法は、まず手を石鹸で洗い少し泡の付いた状態で、洗面ボウルの上で、ゴミが洗面ボウル以外に飛び散らないように、上から下へ手でしごきます。
外に出るのも面倒な場合が多いので、そうしています。
そうすると驚くほど、毎日毎日、洗面の水受けボウルの中に、髪の毛やチリが落ちます。そうした髪の毛やチリは、そのまま水で流すとつまったり、悪臭の元になりますので、洗面所のとなりのトイレから、トイレットペーパーを30cm程度取って、それでふき取ります。
トイレットペーパーでふき取った後も、洗面ボウルが流して差し支えない程度のホコリでざらついてますので、洗面ボウルを軽く洗っておきます。絨毯と同じく、ちょっとしたケアには、粘着ローラーがいいですね。
畳
これが、またまたクセモノなのです。現状の住まいの畳が、真新しい畳なら、それを清潔に維持するように頑張りたいものです。
掃除機よりも、雑巾がけが一番です。もちろん最初にさっと、掃除機をかけておくのがベターですね。
ただもう古い畳になると、けっこう致し方ないところがあります。表面をきれいにしても、中に害虫がいたら、きちんと完全に退治できるかどうか、いささか不安はぬぐい切れません。
畳に差し込んで、殺虫効果のあるスプレーを出す製品もありますが、畳の中のダニやノミなどの害虫を完全に死滅させれるかどうか、差し込むポイントも大切になってきますので、完全な胎児は簡単ではありません。
またそれらの製品で殺虫しても、そういった薬品の染みた畳の上で、個人的な感想としては、安心して横になれません。
あの科学薬品の匂いも、だめ人も多いのではないでしょうか。また死んだダニの死骸やフンも、健康を害す要因として問題になってきます。
アトピーやアレルギーなど、生まれてくる子どもにも影響がでますので、新しい畳から常にケアしながら使うことを大事にして、畳との末永い健全なつきあいを考えましょう。
窓
実は、一番苦手な掃除場所でした・・・。小学生の頃、学校の窓を雑巾がけして、汚れは取れるものの、今度は雑巾の繊維がなかなかきれいに拭えず、きれいに仕上げるのに、たいへんな手間と時間をかけた記憶があるせいでしょう。
窓ガラスをきれいに吹き上げると、なんだか室内がいつもよりきれいに明るくなった感じがするものですが、人間の目とは、驚くほど高精度で敏感に反応するもので、ちょっとした光の具合や景色の見え方にきちんと反応します。 ホコリでかすみのある窓ガラスに囲まれて生活していると、そうしたかすみを通して、外を眺めますので、実はしっかり目に視力のストレスを、いつも与えていたりするのです。ガラス一面、雨跡のホコリというノイズを通して見る景色が、意識しないところで、人間の高精度な目を疲れさせます。クリアに外が見れるというだけでも、目にはずいぶん嬉しいのです。
目から入ったイメージは、毎日のお馴染みの景色さえ、微妙に住む人の気持ちに影響をあたえます。窓ガラスをきれいにするだけで、そのうち家族の表情が少しずつ明るくさえたものになってくるでしょう。そのようなわけで、けっこうメンタル面での影響もありますので、手を抜きたくないところです。
それにしても雨が降ったあと、雨に洗われて、窓ガラスがきれいになっていると思いきや、じっくり見ると、すごい雨の形のホコリの跡がびっしり付いていたりして驚きます。 それを見るたびに、空気がこんなに汚れているんだなって、いつも思うのです。
お掃除には、先がゴムになっているスクイジーがあれば、窓に霧吹きして、拭き取ればとっても簡単にきれいになります。
またスクイジーがない場合、ちょっと気付いたところをきれいにしたい場合、ボックスのティッシュペーパーを使うといいでしょう。ガラスに霧吹きして、ティッシュペーパーで拭き取ります。水分は残っていてもかまいません。すぐに蒸発しますから。
ティッシュペーパーを使うと、雑巾のように、布の繊維がつくこともないので、たいへん綺麗に仕上がります。トイレットペーパーは水にすぐ溶けてぐしゃぐしゃになりますので、お薦めできません。が、やはりエコ的ではないので、ここはやはりスクイジーの利用をお薦めします。
そしてちょっと気になる窓のレールですが、これもゴミが溜まると、ガリガリ音がするようになります。レールが痛んだり、金属製の物が多いので、錆びの原因になったりして、窓のスムーズな開閉に支障をきたすことになりかねません。
お掃除には、ほうきか、使わなくなった歯ブラシで、レールのゴミを吐き出し、できればホースで洗い流します。
オーディオ AV機器
オーディオ機器のホコリは、目立ちやすく、他の場所より気になりますよね。
しっかり硬く絞った、雑巾でふくのがいいのですが、小さなボタンのすき間などに、けっこう気を使ったりします。
普段は静電気を利用してホコリを絡めとる、ふわふわの毛がいっぱいのダスターでささっと、掃除するのがいいでしょう。
ペトッと付いた汁物系の汚れでなければ、これで十分です。
またコンセント口は、きちんとホコリ取りをこころがけましょう。出火防止と節電効果が期待できます。
クローゼット
収納は隠したものほど、ホコリが好んで溜まります。掃除もしにくいのも確か。クロゼット内に置く収納用品は、なるべくキャスター付きで移動の楽なものにしましょう。
さっと動かせれば、掃除するストレスも軽減します。床は、他のついでの時にモップでキュッキュッと拭き取るか、雑巾でささっとホコリを取っておきましょう。
壁
絵などを飾っている額や、壁に付けて設置しているインテリアを、模様替えなどで動かした時、額やインテリアの形で跡が付いて、黒く四角に壁紙がくすんでいたりしますね。
また電磁波のせいでしょうか、テレビの裏が、特にひどいですね。これが思ったよりしつこい汚れなのです。
市販のハウス一般用スプレータイプの洗剤でも、けっこうしつこくスプレーして、なんどもスポンジでこすっても、まだうっすらと壁紙の凹凸にくすみが残り、他の部分との違和感が残ります。
これには、強力な洗浄力で人気の、業務用洗剤が、お薦めです。リッターサイズなど、大容量のものが多く、薄めて使うものがほとんどです。市販のものより経済的で、しかも洗浄力はやさしく強力です。
ただタバコを吸われる方の壁のヤニ汚れには、きびしいかもしれません。ヤニが壁だけでなく、天井など部屋の全面に渡って、のっぺりとくっついているわけですから、ある部分だけきれいにすると、そこだけ白く浮いてしまいます。
綺麗にするなら、ある程度の広さを覚悟して、頑張りましょう。
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