乾燥、PM2.5などに見る大気汚染、インフルエンザなどのウィルス、細菌、毒性の強い蚊の出現・・・空気環境に不安な要因が、たいへん多くなり、今回のテーマで取り上げている「空気清浄器」という製品が、年々、注目の度合いを増しているわけですが、その空気清浄器も買って置けばいいというものでもないと思います。
空気清浄器も、住まいがなるべくきれいであれば、その効果を発揮しやすいわけです。住まいが汚れていれば、負担が大きく、きちんとした効力を発揮することはできません。
空気清浄器を買ったのだから、その分、掃除の手間をはぶくのだ、そのための空気清浄器ではないか、と言われる方もいらっしゃると思います。
もちろん、それはそれで正解だと思いますが、「モダンで素適な人が住まう生活スタイル」という視点でみた場合、基本的な掃除は必要です。掃除もできていない、片付いてもいない住まいで、空気だけが綺麗というのも、残念な生活の在り方のように思います。
きちんと掃除が行き届いた住まい空間にあってこその空気を考えなくてはなりません。
『目に見える汚れやホコリは、人力で掃除を! 目に見えないウイルス・細菌やホコリは、空気清浄器で!』
そうして、人の手による掃除と、空気清浄器の特性をきちんと知り任せるという仕分けが無ければ、きちんと空気清浄器は効果を発揮しませんし、ある意味、電気代の無駄だけに終わる場合もあります。
僕なりの空気清浄器を使った、住まいの在り方をまとめると以下のようになります。
- 空気清浄器は、あくまでも目に見えない空気中の悪要因物質を対象としたもの。
- 目に見える汚れは、空気中の目に見えない汚れの元でもあるので、人の手で、きちんと掃除を行い、空気清浄器まかせにしない。
- 空気清浄器のフィルターや風向口などの掃除・メンテナンスを怠ると、電気代だけを無駄にすることになりかねない。
- 値段が高くとも、住まいのデザイン性に沿う、美しい製品を選ぶ。
- 空気の清浄方法が、吸着式や悪性要因カプセル化など、仕様が異なるので、それらの違いをよく理解した上で、生活に取り入れる。
これからも空気清浄器を、きちんと取り入れて、空気のおしゃれから、生活を見直していこうと思います。
|